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立元 貴

内科医・医学博士

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もみあげのある生活

2011-08-03更新
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今日、散髪に行ってきた。

病院の近くの床屋は、自営業だけに世の中のことがよくわかる、口の悪いおやじの店だが、馬が合うので何年も通っている。

最近、頭のてっぺんが薄くなりかけているので、「いい毛はえ薬を知らないか?」と聞いたら、

「そんなもんがあったら、俺が買う。だいたい、何千円かで毛が生えるわけがない」

まあ、おっしゃるとおり。

「白髪が気になってきたんだが、、、」

「そんなもんは、ほっとけ」

髪型も全部、おやじにまかせている。

髪が伸びると通い、

「だいぶ、伸びたな」と言われて、刈り取られる。

こうして何年も過ぎたのだが、

最近、子どもたちから、私の髪型に注文がついた。

「とーさんは、もみあげがない」

そう言われると気になるのだが、肝心の散髪のときには注文をつけるのを忘れ、また、もみあげを切り取られる。

そのたびに、家族中で笑われる。

こうして、何ヶ月も過ぎていた。

そこで、勇気をだして、

「もみあげを残してくれ」と初めて自分の髪型に注文をだした。

こうして、私の髪は、控えめのもみあげを残した、新しい髪型に変わったのだが、家族以外、看護婦さんの誰からも注目されていない。

このホームページのごあいさつにのっている写真は、もみあげのない当時のもので、最近の私は、自称、以前よりかっこいい。


カテゴリー: エッセイ, 医知場先生日記 タグ: ,

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