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立元 貴

内科医・医学博士

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元気に死ぬということ

2017-08-30更新
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外来にやってくる高齢の患者さんの中には、「私は、いつ死んでもいい」と繰り返し話して帰る人がいます。

その割には、検査の結果を気にし、だされた薬はきちんと飲んでいるのですが。

 

「いつ死んでもいい」と言うのは、

「まだ死なない」と思っているからでしょう。

 

90歳の肺気腫の末期の患者さんが、

「この歳になっても、やっぱり死にたくない」と呟いていたことを思い出しました。

90歳でも、100歳でも、誰でも死にたくはありません。

 

これもよく言われるのが、「ころっと死にたい」というセリフです。

いつかは死ぬなら、苦しまずに死にたい。

私も身内の死を間近にみる歳になり、漠然とそう思うようになりました。

 

病気を抱えて、捨て鉢に「ころっと死にたい」という人もいます。

そんなときは、

「ころっと死ぬには、元気に過ごすことが大事ですよ。」

と話をします。

 

体に気をつけて、最後まで元気に過ごした人は、ころりと死ねる人が多い。

元気で死ぬためには、元気に生きていかなくてはいけない。

私の経験則です。

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