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立元 貴

内科医・医学博士

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内科医が教える薬の心得

2016-04-14更新
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旅行のアプリで行き先を調べると、いくつかの路線の候補の横に、早、安、楽とでてくる。

一番早く着く、値段が安い、乗換の少ない楽な路線ということだ。

さて、この早安楽は、医者が処方する薬にも当てはまる名言だと気づいた。

 

どんな病気でも、早期発見、早期治療にまさる治療はない。

早く取りかかれば、早く治る。

早いということは、まず、大事なことだ。

 

これには二つの意味がある。

まず、安全であること。

副作用の少ない薬を、副作用がでないように使うこと。

効果のない薬をだらだらと使って、副作用ばかりがでては、何のための薬かわからない。

安全は、安心にも通じる。

 

もうひとつ、安いということ。

国も個人も懐には限りがあるので、同じ効果なら安い方が良い。

とくに、財政の厳しい昨今、費用対効果は医療にも当てはまる。

 

薬は、いったん飲み始めると長期間にわたって、服用することが多い。

ならば、薬の数は少ない方がいい。

最近は、2つ以上の成分を1剤にした配合錠が増えているので、

こうした薬を使うことで、一剤でも薬の数を減らすことができる。

 

薬には、食前、食後、食直前、食直後、食間など、食事との時間を指定するものが多い。

これに、朝だけ、朝と夜、朝・昼・夜、寝る前などなれば、高齢者などは混乱するのは当たり前だ。

朝だけの薬を、1日3回飲めば、糖尿病の薬では低血糖を起こして命に関わることがある。

飲み方を整理して、飲みやすい薬を選ぶ。

同じ時間に飲む薬は、一つの袋にまとめる(一包化という)。

医者も、薬を飲む側にあわせて、処方をする優しさが必要だ。

 

内科の治療も、早安楽。

同じゴールを目指すなら、早、安、楽を選びたい。

糖尿病治療の心得


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