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立元 貴

内科医・医学博士

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調剤薬局は儲け過ぎか

2018-01-16更新
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クリニックが何軒か入った医療テナントビルの一階は、ほとんどが薬局です。

この薬局が建てたビルだからです。

テナントのクリニックがだした処方せんをもって、一階の薬局で薬をもらう。

クリニックの賃貸料も入る。

 

逆に、クリニックがビルを建てて、そこに薬局が入居するケースはあまり見受けません。

個人では、開院してビルまで建てる資金を捻出するのは、まず、無理でしょう。

そもそも、それほど商売上手なら、医者にはなってないでしょうから。

 

病院が薬剤費で稼がないように、医療機関と薬局は分ける「医薬分業」という方針のもとに、

調剤薬局は誕生しました。

現在では、70%以上が調剤薬局で薬を受け取る「院外処方」です。

 

実は、院外処方は、医療機関で薬を受けとる院内処方より、かなり高く料金が設定されています。

たとえば、2016年度の処方1回あたりの料金は、院外処方で3029円、院内処方で798円と4倍近い開きがあります。

(「調剤報酬の現状について」日医総研ワーキングペーパー2017年12月14日 日本医師会総合政策機構)

 

これは、医薬分業を推し進めるために院内処方ができないほど、安い料金に設定されていること。

逆に、院外処方に割高な料金が設定されていることが原因です。

 

一般の方で、この事実を知っている方がどれほどいらっしゃるでしょうか。

 

私は個人的に調剤薬局の方にも知り合いがいますし、みなさんが誠実に経営されているのは承知しています。

しかし、調剤薬局に支払われている料金が、ただ薬を袋詰するだけのような作業に見合う対価なのか。

指導料に値する情報提供や、服薬指導が行われているのか。

 

一方、病院の薬剤師の技術料は理不尽なほど低く設定されています。

病診療報酬の技術料だけでは、独り立ちできないほどの料金です。

 

病院でも、調剤薬局でも、

技術や知識のあるプロの薬剤師が正当に評価されるような診療報酬にすべきです。

 

<参考>

調剤報酬の現状について(日医総研ワーキングペーパー 2017年12月14日, 日本医師会総合政策機構)

http://www.jmari.med.or.jp/research/research/wr_633.html(2018年1月16日閲覧)

 


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