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立元 貴

内科医・医学博士

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よくわかる診療報酬2014ー外来の料金

2014-05-16更新
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料金の計算方法は外来と入院で大きく違いますから、まず外来で診察をうけたときの料金から説明します。

外来の料金は、医者の診察料に検査や治療、くすりの代金を加えたものと考えてください。

これから順番にお話ししていきましょう。

「料金は基本料金とオプションの合計」という公式はいつも頭のなかにおいて下さい。

これが診療報酬をわかりやすく理解するための、基本になる考え方です。

外来の料金=診察料(1)+検査・治療(2)+くすり(3)

診察料

診察料は、医者が患者を診察したことに対する料金です。

診察の料金も、基本料金とオプションの部分に分けられます。

診察料の基本料金を基本診療料(きほんしんりょうりょう)といい、オプションに相当するものが指導管理料(しどうかんりりょう)です。

基本診療料はレストランやバーのチャージ料に近いものです。

とにかく、医者の診察を受けたことに対する料金で、診察の内容に関わらずに必要になります。

病院や診療所で初めて診察をうけたときの診察料を、初診料(しょしんりょう)といいます。

同じ病気で2回目以降に診察をうけたときの診察料を、再診料(さいしんりょう)といいます。

  • 診察料=基本診療料(基本料)+指導管理料(オプション)
  • 基本診療料=初診料(1回目の診察)または再診料(2回目以降の診察)

 

初診料と再診料について、もう少しくわしくみていきましょう。

初診料 点数
診療所・病院 282

病院と診療所の初診料は、同額の282点です。1点=10円ですから、実際の料金はこれを10倍して2820円です。

内科でも、外科でも、整形外科でも、眼科でも、耳鼻科でも、泌尿器科でも、皮膚科でも、とにかくどんな病気でも、診療所や病院で最初に診察を受けたときの料金は282点です。

営業時間外や休日、夜中に診察を受けたとき、また乳幼児が診察をうけたときは、加算という割増料金が上乗せされます。

 

同じ病気で2回目以降に診察をうけたときの料金が再診料です。

診療所と中小病院の再診料は72点、200床以上の大病院は73点です。

再診料 点数
診療所 72
病院200床未満
病院200床以上 73

ただし、6歳未満の乳幼児を診察する場合は、下の料金になります。

初診料 357点
再診料 110点

また、休日や夜間に、患者からの電話対応などに応じる体制をとっている診療所は、再診料に加算されます(地域医療貢献加算)。

診療所に早朝や夜間に診察した場合は、夜間・早朝等加算という割増料金があります。初診料、再診料とも夜間(18-22時)、早朝(6-8時)に診療所で診察を受けた場合は、50点が加算されます。

病院で診察を受ける人には、1日で、いくつもの科を回る人がいます。たとえば、眼科で白内障、内科で糖尿病、整形外科で腰痛といった具合です。いままで、一度に複数の科を受診しても再診料は1回分でしたが、前回の改定から、二つ目の科でも診察料が必要になりました。

同一日の2科目目の再診料=36点

再診料には、外来管理加算(がいらいかんりかさん)という追加料金52点が上乗せされます。再診料と外来管理加算をあわせた料金が、実質的な再診料金となります。

外来管理加算は、とくに体調に変化のない患者さんを診察したときの料金です。とくに指導の必要な患者さんには、さらに料金がかかります。

・実質の再診料=再診料+外来管理加算

ただし、この公式があてはまるのは診療所と200床未満の中小病院の場合です。200床以上の大病院では、外来管理加算は加算されません。

200床以上の大病院では、再診料は70点のみで、加算料金がありませんので実質の再診料は中小病院よりかなり安くなります。

再診料の加算 外来管理加算
診療所 52
病院200床未満
病院200床以上 0

ここまでは、診察料金の基本料金の部分についてのお話でした。

 


コメント17件

  • 通りすがり | 2014.10.29 21:13

    大病院のほうが診療所より安いのであれば、どうしても大病院に行きたくなるのが患者目線かと思いますが、なぜそれが厚労省の解釈では初診患者を地域に振り分けて、大病院は入院患者に集中する、という意図に基づくことになるのでしょうか?逆の料金設定であれば頷けるのですが。

  • 医知場 | 2014.10.30 8:25

    通りすがりさん、コメントありがとうございます。
    大病院の料金を極端に安くして、病院側の採算があわないようにして、外来患者を診療所に誘導する。
    これは、患者目線ではなくて、国の目線になります。
    また、大病院では、紹介状がなければ、負担金を上乗せして、初診の患者さんを制限しています。
    これも、国の方針によるものです。

  • 多摩っこ | 2014.11.01 14:29

    特定疾患療養管理料

     200床未満の病院と診療所で、喘息および鼻づまりを押さえる「シングレア」「オノン」「アコレート」をもらう場合は、鼻炎で受診した方が、特定疾患療養管理費がかからないのですか?

     喘息や気管支炎を患っている場合、鼻づまりの鼻炎も一緒に患っている事があるためです。

     さらに、このときの鼻炎は副鼻腔炎や蓄膿症も起こしやすいと思います。漢方薬の辛夷清肺湯がこのような人に合うのもこのためだと思います。

     自分と親・兄弟・親戚・友達の症状を見てきた実体験です。

  • 医知場 | 2014.11.05 8:30

    多摩っこさん、コメントありがとうございます。
    診断名をつけるのは、医師の裁量ですし、
    薬はもらうものではなくて、医師の判断で処方するものです。

    料金については、受診された診療所などに、お問い合わせください。

  • 気ままおかん | 2014.11.30 1:22

    負担金について質問です。

    関節症で総合病院の整形外科で装具を作って頂きました。
    その時は紹介状があったので負担金は支払いませんでした。

    ところが1年ほどでメンテナンスが必要になり、装具業者に
    問い合わせたところ主治医の処方がないと修理できないとの事。
    仕方なく受診しましたが、主治医は転勤していたため他の医師の
    空き待ち。さらに1年間の空白で負担金を請求されました。

    これからもメンテナンスが必要になりますが、毎回負担金を
    支払わなくてはいけないのでしょうか。

  • 医知場 | 2014.12.01 17:51

    気ままおかんさん、コメントありがとうございます。
    ずいぶん、不親切な話だと思いますが、
    負担金は、病院側に請求する権利があるます。
    また、1年間の空白を、初診として扱うのは、
    間違いではありません。
    ですから、医療機関の判断は、間違いではないのですが、
    再診扱いにしても、良かろうにとも思います。

    せめて、負担金なしの再診扱いにしてもらえないか、交渉の余地はあると思いますが、
    その医療機関の考え、方針ということになります。

  • 気ままおかん | 2014.12.03 22:48

    お答え有難うございました。

    一定期間を過ぎると初診扱いになるのは知っていたのですが、
    マジックテープが効かなくなった装具は見ても患部は一度も診ず、
    修理の為にただカルテを廻して貰っただけで、診察の実感が
    全くありませんでした。
    それで何とかならないものかと思った次第です。

    でも、交渉の余地があると教えて頂いたので 
    次回はおばちゃんパワー炸裂で交渉してみます。(笑)

  • 医知場 | 2014.12.04 8:27

    気ままなおかんさん、
    お役所仕事の病院もあるものですね。
    せめても、診察ぐらいしてもらってください。
    寒さがきびしくなりました。
    お体には、ご自愛ください。

  • かづ | 2015.03.02 10:44

    3ヵ月ぶりに耳鼻科にかかったのですが、再診ではなく初診の料金でした。
    何ヶ月かあけてしまうと初診料になってしまうのですか?

  • 医知場 | 2015.03.02 16:38

    かづさん、コメントありがとうございます。

    患者さんが、勝手に通院を中止して、一ヶ月以上経てば、原則的には初診として扱われます。
    ただし、明らかに慢性的な病気で、やむなく通院を中断した場合などは、再診として扱います。

    たとえば、同じ耳鼻科にかかったとしても、
    違う病気であれば、当然、その病気としては初診になりますので、初診料がかかります。

    質問コーナーを作りましたので、
    右上のQ&Aから、気楽に質問してください。
    また、お待ちしています。

  • かとう | 2015.05.02 9:10

    病院に体調相談の電話をして受診すべきか問い合わせても点数が加算されるのは本当ですか?ほかに知らない様な事で加算されるものがあれば教えてください。

  • 医知場 | 2015.05.07 9:06

    コメント、ありがとうございます。
    体調について、病院に電話で相談しただけであれば、料金はかからないことが普通です。
    この場合、実際に診察をしないと、お答えできないことが多く、責任の問題もあるので、
    電話相談だけで安心はしないでください。
    また、相談の目的だけに、安易に病院に電話をかけるのではなく、
    診察を受けることを前提に、「病院に行った方が良いか」を尋ねてください。

    ふだん、病気でかかりつけの医師がいて、その病気について電話で相談した場合は、
    電話で診察を受けたことになり、再診料がかかることもあります。
    基本的には、料金には自己負担がありますので、
    知らないうちに料金が請求されているケースはないはずです。

    かとうさんの質問は、みなさんも疑問に感じられていることだと思います。
    次回は、ぜひ、Q&Aコーナーからの投稿をお願いします。

  • ぴろし | 2016.02.10 7:20

    初診料再診料で検索してやってきました。
    私の場合はどうでしょうか?今年の話です。ピロリ除菌でのことです。一度まずは問診必要とのことで,
    とりあえず1/25に医者に行き,実質ほぼ何も問診もなにも診察もない,内視鏡の予約いれるだけでした。

    2回め,2/3に内視鏡。
    3回め,2/9にその結果ききに,かつ,除菌薬など出してもらうために。

    いずれの回にも初診料再診料の欄に初診料だと思われる282点がついています。
    これってぼったくり医者でしょうか?

  • 医知場 | 2016.02.10 8:53

    ぴろしさん、コメントありがとうございます。

    1回目の診察は、当然、初診ですから、初診料がかかります。
    まだ、診断名がついていない段階ですから、
    カルテには胃炎、食道炎などの臨床症状から考えられる病名がつきます。

    2回目の、内視鏡検査では、検査の結果、胃潰瘍とか、胃ポリープとか、逆流制食道炎とか、より具体的な病名がカルテに記載されます。

    3回目は、病理検査の結果、胃腺腫とか、ピロリ菌感染による萎縮性胃炎といった病名が、最終診断としてつけられることでしょう。

    病名が違いますので、初診料をとっても、違法ではありませんので、
    その点では、医療機関に落ち度はないと言えますが、
    一連の検査ですので、再診として扱う医療機関が多いと思います。

    けんかしても仕方ないですけど、あんまり、やさしい病院ではなさそうですね。

  • ぴろし | 2016.02.10 10:41

    どうもありがとうございます。違法とまではいえないだろうというお考えですね。
    でも,おっしゃられている通り,こっちとしては胃炎なりピロリ除菌という一連の内容での通院なので
    毎回初診料とは。。。と思ってしまいます。どっちかというとやはり,
    プチ ぼったくり 病院のようですね。
    もう乗りかかった船なので,今回は最後までこの病院に付合いますが,今後はここはやめますし,人にも薦めません。

    ではどうもありがとうございました。

  • らな | 2016.04.18 22:00

    初診料 空欄2回839と、書かれたレセプトの訂正が、分かりません。分かる方教えてください。

  • 医知場 | 2016.04.26 16:22

    らなさん、お疲れさまです。
    事務に聞いてみたのですが、詳細が不明で、はっきりとはわかりませんが、
    初診料相当分を、月に2回、請求したのでしょうか?
    もし、解決していないようでしたら、具体的なところを「お問い合わせ」からで構いませんので、
    再度、ご質問ください。
    事務方とわかる範囲でお答えします。

皆様のコメントをお寄せ下さい♪




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