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立元 貴

内科医・医学博士

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よくわかる診療報酬2014ー薬の料金

2014-04-14更新
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病院や診療所でもらう薬の値段は、国によって決められています。この値段を薬価(やっか)といい、日本全国共通の価格です。

この薬価は、いわば薬の売り値で、この値段でみなさんは薬を買っていることになります。

薬の売り値である薬価と、仕入れ値の差額によって生まれる利益を薬価差益(やっかさえき)といいます。

薬で儲けようと思えば、薬価差益の多い薬を選べばいいわけです。薬によって薬価差益にかたよりがあれば、差益の多い薬ばかりが使われる危険性があります。

こうした薬価差益の問題を改善するために、一度決められた薬価を定期的に見直して値段をつけかえることを、薬価改定(やっかかいてい)といいます。

 

厚生労働省は薬の仕入れ値を調査して、その価格に一定幅の利益を上乗せして薬価を決めます。

国は、医療費を削減する手段のひとつとして、薬価の安い後発医薬品の導入を積極的に進めています。

たとえば、処方せんの様式を変更して先発品をだしにくくしたり、後発品をだす薬局に割増料金を与えるなどして、後発医薬品の使用を強力に指導しています。

風邪を引いて医者にかかったら、長い時間待たされたあげく処方せんをもたされ、今度は近くの薬局で順番を待ってようやく風邪薬を手に入れた、、、よく聞く話です。

以前は薬を診療所でもらっていたけど、最近そとの薬局でもらうようになったという方も増えていると思います。

 

このように、診療所や病院のなかに薬局を置かずに、そとの薬局で薬をもらうことを、院外処方(いんがいしょほう)といいます。

院外処方に対して、病院や診療所のなかにある薬局から薬をもらうことを院内処方(いんないしょほう)といいます。

昔は、みんな院内処方だったわけですね。

この数年で院外処方をおこなう医療機関が急速に増え、現在、大半の医療機関が院外処方をおこなっています。

 

これは、厚生労働省が薬を処方する医療機関と、薬を売る薬局の経営を別々に分ける、医薬分業(いやくぶんぎょう)をすすめているからです。

では、医薬分業にはどんなメリットがあるのでしょう。

薬の料金は、医者が患者さんの病気に応じて薬を選ぶ処方料と、薬を調合する薬剤師の技術料、薬の値段の合計になります。

院内処方では、この料金がすべて診療所や病院の収入になります。

一方、院外処方では診療所や病院がうけとるのは処方料だけで、残りの料金は院外の薬局の収入になります。

院内処方では、薬をたくさん処方したり、儲けの大きい薬を処方したりして、薬の分まで儲けることができます。

しかし、院外処方では、医療機関の収入は一定の処方料だけで、この料金は薬の内容に関係ありませんので、

いくら高い薬をたくさん処方しても医療機関の収入は増えません。医薬分業のメリットは、医療機関が薬で儲けようと考えなくなることです。

とはいえ、院外処方が始まった頃と違い、現在は薬価差益がほとんどないので、院内で在庫を抱え込むと赤字になってしまい、

利益のために院内処方をしている医療機関はない、といっていいでしょう。

むしろ、院外処方の利点は、いろいろな医療機関からもらう薬を、薬局でまとめて管理することで、

飲み合わせなどによる副作用を防ぎ、薬をきちんと正しく飲んでいるかの服薬管理ができることです。

 

  • 病院のなかで薬をもらう=院内処方
  • 病院のそとで薬をもらう=院外処方
  • 院内処方:医療機関の利益=処方料+薬の利益
  • 院外処方:医療機関の利益=処方料だけ
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コメント1件

  • 匿名希望 | 2017.07.20 11:38

    ◯◯薬局△店では 不当な薬価差益をむさぼり利益を得ています。そこにはジェネリック医薬品メーカーが関わりエスカレートしています。技術料等も架空的請求をして目に余る事を悪びれもなくしています。こんなブラック薬局は徹底的に許してはいけないと考えます。

    *薬局名等につきましては、匿名で掲載させていただきます(医知場)

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