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立元 貴

内科医・医学博士

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コレステロールが高いと卵はダメ?

2015-11-10更新
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私は悪玉コレステロールが高いので、卵は食べないように言われました。

3週間くらい食べていません。いつまで続けた方がいいのでしょうか?

 

そんな質問をいただきました。

卵は1個(50g)あたり235mgのコレステロールが含まれています。

日本動脈硬化学会は、コレステロール値の高い脂質異常症の方には、

コレステロール摂取量を200mg/日に抑えるように指導しています。

このガイドラインに従えば、確かに、卵1個で1日分のコレステロールを摂取してしまうことになります。

 

ところが、最近、アメリカの心臓病関係の学会から、

「コレステロール摂取量を減らして、血中コレステロール値が低下する証拠がだせないことから、

コレステロールの摂取制限の必要ない」という見解がだされました。

日本人においても、食事中のコレステロール量と血中のコレステロール値の相関がはっきりしていないため、

健常者でコレステロールを制限する必要はないと考えられています。

 

しかし、悪玉コレステロールが高い人は別で、食事や運動に気をつかう必要があります。

食事では、伝統的な日本食が一番良いといわれています。

単純に、コレステロールを制限するだけでなく、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の摂りすぎに注意し、

食物繊維を多く含む大豆、海藻、野菜類を増やすことが大切で、

伝統的な日本食は、バランスの良い、動脈硬化予防食なのです。

 

卵は、コレステロールの塊ではありません。

豊富なタンパク質、ビタミン、カルシウムや鉄などの必要な栄養素を含んだ食品の優等生です。

食べ過ぎはよくありませんが、1日から2日に1個程度の卵は食べて良いと考えています。

その程度で、コレステロール値が増加するようであれば、食事療法だけでは限界なのではないかと思います。

極端な食事療法は長続きしませんし、必要な栄養素が不足するのも問題です。

栄養士とも相談しながら、自分にできる食事療法を続け、

それでもダメなら、薬の力を借りるのも悪い選択ではありません。


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