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立元 貴

内科医・医学博士

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大動脈瘤

2014-01-14更新
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大動脈瘤(だいどうみゃくりゅう)とは

 

動脈の壁の一部がこぶ状に拡張する病気です。

ほとんどが、動脈硬化が原因でおこります。

 

男性では70歳代、女性では80歳代に多くみられます。

高血圧を伴うことが多く、

脂質異常症(高脂血症)、喫煙がリスクになります。

 

いったん破裂すると、激しく痛み、ショック状態になり、致命的になります。

 

症状

 

ほとんどの場合が、無症状です。

 

胸部大動脈瘤では、大きくなると、

声のかれ、食べ物がのみこみにくい、などの症状があらわれることがあります。

すでに胸部大動脈瘤といわれている方で、

かすれ声、声が出しにくいなどの症状が出た場合は、

動脈瘤が拡大している可能性があるので、主治医に報告してください。

 

腹部大動脈瘤では、どっくどっくと脈打つ拍動性のこぶを触れることがあります。

また、腰痛や腹痛、腹部不快感などの症状がでることもあります。

 

診断

 

胸部では、胸部X線

腹部では、腹部エコー

でみつかることが多く、

CTやMRI検査で、診断が確定します。

 

治療

 

内科治療

・血圧のコントロールを行い、動脈瘤が大きくなったり、破裂するのを予防します。

 

外科治療

 

・人工血管置換術:大動脈瘤の部分を切除し、人工血管で置換します。

・ステントグラフト治療:血管にカテーテルを通して、ステントグラフトを挿入します。

 

外科治療が必要な場合

・破裂したとき(救命ができないことも多い)

・痛みなどの症状があり、破裂が近い場合

・胸部大動脈瘤で5cm以上、腹部大動脈瘤で6cm以上

・急速に拡大するとき

・嚢状(袋状に拡張した)動脈瘤

 

参考

 

日本循環器学会 大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン(2011年改訂版)

特集 大動脈瘤診療のめざましい進歩 臨床と研究 87巻11号, 2010.

国立循環器病情報サービス 2014.1.7閲覧


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