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立元 貴

内科医・医学博士

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新しい糖尿病薬 SGLT2阻害薬

2015-01-09更新
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腎臓は、尿細管という細い管を尿が流れる間に、尿の中の糖分を吸収して、尿に糖がもれないようにしています。

糖尿病になって、血液中の糖分(血糖)が高くなると、尿に糖があふれでて、尿糖がでるようなります。

 

腎臓の尿細管で、尿中から血液中に糖を吸収する運び屋が、SGLT2です。

SGLT2阻害薬は、SGLT2の作用を抑えて、尿からの糖の再吸収を抑え、

尿に糖をだすことで、血糖を下げる薬です。

 

この薬には、体重を低下させる作用があり、肥満のある糖尿病患者さんへの効果が期待されます。

 

SGLT2阻害薬は、これまでの糖尿病の薬とは全く作用の違う、新しい薬です。

作用が新しいので、この薬独特の副作用や、使い方のコツがあります。

 

SGLT2阻害薬は、尿に糖をださせる薬ですので、尿中の糖が増え、尿路感染症や性器感染症を起こしやすくなります。

とくに、女性はもともとカンジダなどの感染症を起こしやすいので、注意が必要です。

 

インスリンや、他の経口血糖降下薬(血糖を下げる薬)を併用する場合は、

低血糖を起こす可能性があるので、これも薬の量の調整などが必要です。

 

また、強制的に尿に糖をださせるので、頻尿や多尿傾向になることがあります。

とくに、高齢者では、脱水症状を起こすことがあるので、これも要注意です。

利尿薬との併用も、避けた方が良いでしょう。

 

高齢者が脱水を起こすと、血液が濃くなり、血管が詰まりやすくなり、

脳梗塞を起こした例も報告されています。

 

比較的、頻度の高い副作用に、皮膚症状(発疹、薬疹)があります。

この薬を飲んで、皮膚に異常がでたときは、内服を中止し、皮膚科を受診してください。

 

SGLT2阻害薬を服用するときは、

脱水にならないように、水分補給に気をつけること。

発熱・下痢・嘔吐などがあるときや、食欲がなく食事が食べられないときは、内服を中止すること。

 

こうした注意を良く守って、服薬すれば、SGLT2阻害薬は、新しくて強い味方になってくれるはずです。


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