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立元 貴

内科医・医学博士

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糖尿病のシックデイ対策

2017-08-09更新
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シックデイとは、

糖尿病の患者さんが発熱、下痢、嘔吐や、食欲不振のために食事ができない状態のことです。

糖尿病は、肺炎、尿路感染症、腸炎などの感染症がおこりやすくなっています。

シックデイでは、血糖が安定している患者さんでも、

発熱や、下痢、嘔吐が続く場合には、血糖コントロールが著しく困難な状態になることがあります。

これは、ストレスホルモン(インスリン拮抗ホルモン)の影響でインスリンの効きが悪くなり、

高血糖やケトン血症を引き起こすからです。

脱水症をおこすと、さらに病状は深刻になります。

 

以下のような症状があるときは、医療機関を受診してください。

入院治療が必要なことがあります。

・高熱38℃以上が2日以上続く

・水分や糖質の経口摂取が困難

・高血糖(350mg/dl以上)が続く

・尿ケトン体が強陽性

・尿糖の強陽性が続く

・患者自身または家族で改善できない低血糖

・インスリン注射や経口薬の服用量が、自分で判断できない場合

・意識状態が悪化している

 

シックデイ対応の原則

・シックデイのときは主治医に連絡し指示を受けるようにしましょう。

・水分摂取の目標は、少なくとも1日1リットル。十分な水分を摂取し、脱水を防ぎましょう。

・食欲のないときには、日頃食べ慣れていて口当たりがよく消化のよい食物を選び、

できるだけ食べて、絶食しないようにします。とくに炭水化物と水分の摂取を優先します。

―消化のよい炭水化物:おかゆ、茶碗蒸し、うどん

―水分や電解質の補給:みそ汁、スープ、果物ジュース、経口補水液(OS-1など)

・経口血糖降下薬は食事摂取が可能な場合は継続します。

低血糖が予想される場合は、スルホニル尿素薬・グリニド薬は、減量か中止します。

消化器症状が強い場合には、ビグアナイド薬やαグルコシダーゼ阻害薬、DPP-4阻害薬、SGLT2阻害薬は中止します。

・インスリン注射は自己判断で中止しないでください。

シックデイではストレスで血糖が上昇し、インスリン治療中では通常よりも多くのインスリンが必要になることがあります。

インスリン量の調整については、事前に主治医と相談しておくか、連絡をとってください。

・食事摂取がまったくできないとき、水分摂取ができないときは、がまんをせずに速やかに病院に連絡し、受診してください。

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