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立元 貴

内科医・医学博士

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高齢者の糖尿病

2015-03-04更新
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お元気な高齢者の方は、もちろん、より正常に近い血糖値を目指して良いのですが、

介護が必要になった状態の方にも、厳しい血糖コントロールが必要なのか?

 

介護の必要な高齢者では、長期に生命を維持するというより、

現在の生活機能をできるだけ維持して、QOLを保つことが目標になります。

 

高齢者で、とくに糖尿病を長く患い、合併症が進んだ患者では、

低血糖の自覚症状が起こりにくく、低血糖の発見が遅れたり、わからなかったりします。

低血糖が頻発すると、転倒や、認知症、心筋梗塞などのリスクがかえって増えてしまいます。

 

したがって、高齢者における血糖管理の基本的な考え方は、

「まず低血糖を防ぐことを優先的に考え、低血糖を起こさない範囲で血糖をコントロールする」ことです。

 

高齢者で、とくに介護が必要な患者では、成人と比べて、やや高めの血糖管理の方が、メリットが大きいのです。

しかし、血糖が高すぎると、脱水、感染症などのリスクが増えるため、

ある程度の血糖値の範囲には維持する必要があります。

 

日本では、まだ、高齢者に対する血糖コントロールのきちんとしたガイドラインがありません。

米国糖尿病学会の報告が参考になると思います。

 

米国糖尿病学会のコンセンサス報告(2012)

認知機能や身体機能が正常で健康な高齢者 複数の併発疾患または軽度〜中等度の認知機能低下、または介助が必要なADL低下がある患者 長期療養の介護施設の入所者、末期慢性疾患、中等度〜重度の認知症、要介護状態の患者
HbA1c<7.5%
空腹時または食前血糖値:90-130mg/dl
眠前血糖値:90-150mg/dl
HbA1c<8.0%
空腹時または食前血糖値:90-150mg/dl
眠前血糖値:100-180mg/dl
HbA1c<8.5%
空腹時または食前血糖値:100-180mg/dl
眠前血糖値:110-200mg/dl

 

 


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