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佐世保市で、5月10日、マダニに刺されて「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」で70代の女性が死亡した。
2日には、鹿児島で90代の女性が、同じ病気で死亡している。
(毎日新聞 オンライン)
「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」は、2013年1月に日本国内での感染が初めて報告された、新しいウイルス感染症です。
このため、マダニの活動する春から秋にかけて、この病気が発生します。
マダニは、家庭内にいるダニとは種類が違い、固い外皮に覆われた大型のダニです。
主に、森林や草地等の屋外に生息していますが、市街地周辺でもみかけます。
民家の近くに生息していますので、感染の危険性も高くなります。
この感染症が恐ろしいのは、致死率が6−30%と非常に高いことです。
5−8月の発症例が多く、西日本を中心に発生しています。
潜伏期は、6日から2週間で、
症状は、主に、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)
そのほか、頭痛、筋肉痛、意識障害や失語、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状などを起こします。
検査では、白血球減少、血小板減少、肝機能値の異常(AST, ALT, LDH)
治療は、症状に対する治療のみで、有効な薬やワクチンはありません。
マダニに咬まれないように、予防することが第一です。
詳しくはリンク先の、
ウイルスを感染させるマダニ(国立感染症研究所HPより転載)