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立元 貴

内科医・医学博士

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ノロウイルス感染症

2016-04-20更新
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秋から春先にかけて、乳幼児や高齢者などに、嘔吐や下痢をおこす代表的なウイルスがノロウイルスです。

とくに12月から3月をピークにして全国的に流行します。

ノロウイルスによる嘔吐下痢症は、冬場に多く発生します。

一方、細菌による食中毒(サルモネラ、赤痢、O-157など)が夏場に多いのが特徴です。

カキなどの生貝からの感染が有名ですが、

人から人への感染もきわめて強いので、学校や高齢者の施設、病院内で集団発生することがあります。

ノロウイルスは、はしかや風疹のように、一度かかると二度とかからない病気ではありません。

 

症状

主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛です。

血便は通常ありません。

あまり高い熱はでません。

嘔吐・下痢は、1日数回からひどいときは10回以上のときもあります。

症状は、数日、平均して1-2日でおさまります。

重症化することはまずありませんが、体力の低下している高齢者などは、慎重な対応が必要です。

 

潜伏期

感染から発症までの期間は1~2日

 

感染経路

1.ウイルスに汚染されたカキなどの二枚貝を、 生または十分に加熱せずに食べた場合。

2.患者の便や吐物から直接感染する場合。

とくに、幼稚園、小学校などの集団生活をする場所では、

ヒトからヒトへ爆発的に流行することがあります。

 

治療

ノロウイルスの特効薬はありません。

できるだけ水分を補給して、脱水にならないようにすることが大事です。

症状がひどい場合は、病院で点滴することもあります。

抗生物質は効果がありません。

症状に応じて、吐き気止めや整腸剤を使います。

下痢止めは、ウイルスの排泄を遅らせることになるので、できるだけ使いません。

 

予防法

ノロウイルスにはワクチンはありません。

一番大事な予防法は、 しっかり手を洗うことです。

調理の前と後で、石けん(できれば液体石けん)で、水を流しながらしっかり手洗いをしましょう

 

食品の中心温度が85℃以上になるように、1分間以上加熱しましょう。

とくに、貝類を調理したまな板や包丁はすぐに熱湯消毒をしましょう。

下痢や嘔吐の症状がある人は、食品を直接取り扱わずに使い捨ての手袋を着用しましょう。

 

ノロウイルス患者さんのおう吐物や下痢便には、ノロウイルスが大量に含まれています。

ぞうきんやタオルでしっかり拭き取り、そのままぞうきんやタオルごとビニール袋にいれて密封して捨ててください。

その後、市販の塩素系消毒剤(ピューラックス、ミルトン)か、家庭用漂白剤(ハイター、ブリーチ)で消毒してください。

消毒剤や漂白剤は、使用に当たっては、説明書をよく読んで注意してお使いください。

おう吐や下痢便で汚れた衣服は、感染源になりますので、そのまま、洗濯機で洗ってはいけません。

まず、バケツやたらいで水洗いした後、塩素系消毒剤で消毒してください。

消毒剤や漂白剤を使って、手指など体を直接消毒することは危険ですから、絶対にしてはいけません。

 

参考

国立感染症研究所 感染症疫学センター 2016.4.20閲覧
http://idsc.nih.go.jp/disease/norovirus/

厚生労働省ホームページ 2016.4.20閲覧
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html


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