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立元 貴

内科医・医学博士

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自殺を予防するTALKの原則

2011-04-05更新
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TALKとは、TellAskListenKeep safeの頭文字をとったものです。

T:あなたの様子をみていると、とても心配になるという点をはっきりと言葉に出して伝える。

A:自殺のことをうすうす感じているならば、はっきりとその点についてたずねる。真剣に対応するなら、それを話題にしても危険ではなく、むしろ自殺予防につながる。

L:傾聴する。励まそう、助言しよう、叱ろうなどと思ったり、気分転換のためにどこかに連れて行こうという気持ちがわき上がるかも知れないが、最初は、徹底的に聞き役に回り、相手の絶望的な気持ちを真剣に聴く。

K:危ないと思ったら、その人をけっしてひとりにしないで、安全を確保したうえで、必要な対処を行う。周りの人からの協力も得る。危険だと考えられる人、とくにはっきりと自殺を口にしたり、自分の体を傷つけたりした人は、確実に精神科医の診察を受けさせる必要がある。

自殺の危険が高い人は、周囲から手を差し伸べられても、それを拒絶して、孤立を深めていくケースが多い。

日本では、精神科を受診することに抵抗がある人が多い。

相手に自殺の危険を感じたら、TALKの原則で対応し、できるだけ早く、精神科の診察を受けさせてください。


コメント2件

  • 八鍬 収冶 | 2014.03.05 12:34

     確かに立派なご意見ですが、そのようなことが、実際はなかなか出来ないから、自死する人はいるのでしょう。
     自死の兆候、わかると思っていますか? 
     家族でもわからないのです。それを前提に考えねばらないと思います。 著名な作家の柳田邦夫氏の息子が自死した経緯、彼は本にも書いていますが、親子は普段から、よく、会話をしていたのです。息子が二階に上がって自死する直前まで、柳田氏は息子し話ていたといいます。このように、間近の関係にいても、自死するかしないか、他の人には予想がつかないのです。
     自死の兆候を見つけるということよりも、普段から、家族でもいいのですが、関わり、私たちは他者との関わりに関し、その人の人格を「尊重」する態度にならねばならないと思います。
     自死者はそれまで、苦しんだのです。「苦しかったね。楽になったのだね」と、自死者を慈しんだホスビス医がいます。
     確かに、現在、社会環境が生きづらいので、自死者が出るから、防止は必要ですが、その前提に、私たちの日頃の「生きる」姿勢、他者への「優しさ」「自尊心を尊重する」、そういう態度こそ、根本的なものではないかと思いますね。

  • 医知場 | 2014.03.05 12:47

    貴重なご意見をありがとうございます。
    この記事は、あくまでも、医者の目線からの発言で、
    精神科での診療が少しでもお役に立てばという趣旨でした。

    たとえ、近しい方でも、自分の心を晒しているかというと、
    私自身もすべてを話しているわけではなく、
    自死をどこまで防ぐことができるのかは、単なる原則論ではできないと思います。

    私ども、医療者として、少しでもお役に立てることはないかと考えています。

    今後とも、いろいろなご意見をいただければ、ありがたいと思います。

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