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立元 貴

内科医・医学博士

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脳動脈瘤を放っておくと

2012-09-04更新
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脳動脈瘤とは、脳の血管の壁がこぶのようにふくれた状態のことです。

9割以上が、脳ドックなどの健診でMRI検査をして、偶然に見つかります。

一般住民の約3%にあるといわれています。

私も、ドックや外来で、たまたま脳動脈瘤を見つけては、脳外科の先生と相談しています。

実はこれまで、こうした脳動脈瘤を放っておくとどうなるのかという、

日本人のデータがなかったのですが、先日、N Engl J Med (2012; 366: 2474-2482)に発表されました。

 

その報告によると、

動脈瘤の破裂は、全体で、年に1%程度です。

破裂リスクは、径が7mm以上になると上昇し、とくに25mm以上では3-4mmの76倍にも上昇します。

また、動脈瘤の場所によっても破裂リスクは変化し、前交通動脈、後交通動脈では、中大脳動脈より破裂リスクが高くなります。

動脈瘤の形でもリスクは変わり、動脈瘤の壁に不規則な突起があるものでは、破裂リスクが増えることがわかりました。

脳動脈瘤の治療方針を決める上で、日本人のデータが報告されたのは、大変意義深いことです。


カテゴリー: 病気について, 脳・神経 タグ: ,

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