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立元 貴

内科医・医学博士

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男性更年期障害

2010-03-10更新
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男性更年期障害は、男性ホルモン(テストステロン)が低下することによって、中高年の男性にさまざまな症状がおきる病気です。

抑うつ、いらだち、落胆、不安などの精神・心理症状、
関節痛、筋力低下、発汗、睡眠障害などの身体症状
性欲低下、勃起障害、射精障害などの性機能症状

が、おもな症状です。

AMSスコア、熊本「健康調査票」などがある。

AMSスコア

 
症状
なし
軽い
中等度
重い
非常に重い
点数=
1
2
3
4
5
1
総合的に調子が思わしくない(健康状態、本人自身の感じ方)

2
関節や筋肉の痛み(腰痛、関節痛、手足の痛み、背中の痛み)
3
ひどい発汗(思いがけず突然発汗がでる、緊張や運動とは関係なくほてる)
4
睡眠の悩み(寝つきが悪い、ぐっすり眠れない、寝起きが早く疲れがとれない、浅い睡眠、眠れない)
5
よく眠くなる、しばしば疲れを感じる

6
いらいらする(当たり散らす、些細なことにすぐに腹を立てる、不機嫌になる)
7
神経質になった(緊張しやすい、精神的に落ち着かない、じっとしていられない)
8
不安感(パニック状態になる)

9
からだの疲労や行動力の減退(全般的な行動力の低下、活動の減少、余暇活動に興味がない、達成感がない、自分をせかせないと何もしない)
10
筋力の低下
11
憂うつな気分(落ち込み、悲しみ、涙もろい、意欲がわかない、気分のむら、無用感)
12

「絶頂期は過ぎた」と感じる
13
力尽きた、どん底にいると感じる
14
ひげの伸びが遅くなった
15
性的能力の衰え
16
早朝勃起(朝立ち)の回数の減少
17
性欲の低下(セックスが楽しくない、性交の欲求が起きない)

日本泌尿器科学会/日本Men’s Health医学会「LOH症候群診療ガイドライン」検討ワーキング委員会編:加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)診療の手引き.じほう,東京,2007;11より引用

<スコアの評価方法>

スコアの合計得点が、17−26点が更年期障害なし、27−36点が軽度、37−49点が中等度、50点以上が重度の男性更年期障害と考えられます。

治療

男性ホルモンを補充したり、症状に対して個別に治療を行います。
くわしくは、泌尿器科の診断をお受けください。

参考

男性更年期障害の考え方と実地診療 日本医師会雑誌 139(9) 2010.


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