アルジャーノンと、認知症の薬

認知症の薬を飲んで、少し親父の調子が良い。

記憶力が回復しているのが、本人も自覚できているようだ。

その様子をみて、以前、読んだ「アルジャーノンに花束を」という小説を思い出した。

 

「アルジャーノンに花束を」は、ダニエル・キイスの傑作で、

知的障害のある青年が、開発されたばかりの脳手術の実験台になり、

いったんは天才並みの知能に回復するのだが、

やがて、知能はまた低下をはじめ、もとの状態のもどってしまう。

 

認知症の薬も、まだ、治す薬ではなく、

いったんは少し良くなり、悪化のスピードが遅くなるのだが、

やはり、しだいに認知力は低下してしまう。

 

薬のおかげで、少し回復した父の記憶力だが、

アルジャーノンの悲しさを感じるのは、

私が医者で、小説の結末を予想してしまうからでしょう。

写真なし

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です