私の患者から、私たちの患者へ

毎年、秋に系列病院で研究会を開いている。

今年のシンポジウムのテーマは、チーム医療、ということで、私が演題を引き受けることになった。

今さら、チーム医療でもないだろうが。

医者が一人で何かを判断する時代じゃない。

一人の人間の判断より、専門や見方の違う人間が知恵を出し合った方が、良い判断ができるは当然だ。

しかし、そのチーム医療を阻害しているのが、実は、医者自身なのである。

他人の意見を素直に受けいれられない、医者も、いまだに存在する。

歳をとって柔軟性を欠いた医者ほど、その傾向があるように思える。

医者でも、看護師でも、薬剤師でも、スタッフ全員で、率直に意見を出し合って医療の総合点を上げていきたい。

 

主治医だけが囲い込む、私の患者、という意識から、

病院全体で診ていく、私たちの患者、という意識へ。

そのためには、スタッフが素直に意見を交わす、風通しのいい組織を作ることが、何より、医療の質を上げる近道だと思う。

しかし、それを率いる強いリーダーになかなか出会えない。

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