パニック障害の診断基準

パニック障害とは、強い不安の発作であるパニック発作を繰り返す病気です。パニック発作は、動悸、息苦しさ、めまいなどの多彩な身体症状を伴う強い不安の発作です。救急外来を受診する例も多いのですが、症状は数分から数十分でおさまり、検査をしても異常を認めません。発作を繰り返すうちに、発作の再発を恐れるようになり、逃げられない場所や助けが得られない場所をさけるために一人で外出できなくなることがあります。
パニック発作に似た症状は、不整脈、喘息、メニエル病、褐色細胞腫、甲状腺機能亢進症などの病気や、カフェイン中毒などの薬物の影響でもみられます。パニック発作と診断するには、身体的な原因がないことが条件です。
薬物療法は、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)、三環系抗うつ薬、ベンゾジアゼピン系抗不安薬、モノアミン酸化酵素阻害薬などが効果的です。
パニック発作の診断基準
強い恐怖または不快を感じるはっきりと他と区別できる期間で、そのとき、以下の症状のうち4つ以上が突然に発現し、10分以内にその頂点に達する。
(1)動悸
(2)発汗
(3)体のふるえ
(4)息切れ感または息苦しさ
(5)窒息感
(6)胸痛または胸部の不快感
(7)吐き気または腹部の不快感
(8)めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、気が遠くなる感じ
(9)現実でない感じ、自分が自分でない感じ
(10)コントロールを失うのではないか、または気が変になるのではないかという恐怖
(11)死ぬのではないかという恐怖
(12)異常感覚(感覚麻痺またはうずき感)
(13)冷感または熱感

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