有望な科

先日、医学部の学生が病院に実習にやってきました。患者さんの診察をしたり、病院の見学などをしてもらって、実際の医者の仕事の雰囲気を感じてもらえば十分という時間でした。そのとき学生さんから、「将来有望な科は何科だと思いますか?」という質問をされたのですが、はたと迷ってしまいました。
産婦人科の志望者はもはや探すのも難しいくらいの数ですし、脳外科は患者の割に医者の数が多くこれも学生の評判の悪い科です。外科はきついし、内科もパッとしない。皮膚科や精神科が一番志望者が多いというのが最近の現状です。
しかし、国をあげて医療費の削減に取り組んでいるのですから、そもそも医者を選ぶこと自体、経済的に成功することは望めない。結局、やりたいことができる科を選ぶしかないというのが僕の答えでした。さらに医療をめぐる環境が厳しくなって、医者では生活が成り立たなくなったら別の仕事をできるくらいの気持ちが必要な時代でもあります。

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2 件のコメント

  • 「今無い科」が、一番でしょう。山口徹先生や延吉先生も野山を分け入ってPCIを切り開いたし、HMG-CoA還元酵素阻害薬が実用化されるか判らない前の高脂血症業界も「ヲタ」以外の何者でもなかったですし。

  • sionoiriさん、コメントありがとうございます。
    相場の格言に、「人の行く裏に道あり花の山」
    というのがあります。何事も自分の価値観を持って、器用に立ち回ろうとしないことが、一番の近道かも知れませんね。

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