病院の食事

病院の食事はまずい。医者も当直のときは、検食といって患者さんの食事と同じものを食べているのでわかるつもりだ。患者さんからのクレームも、おいしくない、おかずが少ないなど食事に関するものが多い。もちろん、おっしゃるとおりで、確かに問題点も多いのだが、限られた予算の中で頑張っている栄養士さんのためにも少し弁解したい。
まず、食事の料金が非常に少ない。とくに、今年の診療報酬改定で食事の料金が削られたので、ますますやりくりが難しくなった。お金さえあれば、もっと質の高い料理がだせる。
病院では抵抗力の低下した人が多いので、食中毒をだすことが一番心配なことだ。原則的に、生ものはだせないし、野菜も火を入れざるを得ない。どうしてもメニューのバリエーションが限られてしまう。
入院中は食事も治療の一環であるから、カロリーや塩分などの制限が必要になると、味はどうしても落ちてしまう。これでも、以前よりはかなり味は良くなっていると思う。かつては、冷たい食事を夕方5時前に食べさせられていたが、今では暖かい食事を6時過ぎに食べることができる。
もちろん、それでも病院の食事はまずい。まずいにも訳があり、努力しているスタッフがいることをわかってもらいたいと思って書いてみた。

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