採血だけで腎機能がわかる、推算糸球体濾過量(2008年改定版)

慢性腎臓病は、腎臓の機能が低下し、腎臓が障害をおこした状態です。その目安が、タンパク尿と腎機能です。

腎機能は、腎臓が時間あたりに処理できる尿量であるGFR(糸球体濾過量)で判定します。 GFRを正確に測定するためには、1日分の尿をためる検査が必要ですが、煩雑です。そこで、腎機能が低下すると、血液中のクレアチニンというタンパク質が濾過されずに血液中にたまってくることを利用して、採血検査だけで簡単にGFRを推定する計算式が登場しました。これが、推算糸球体濾過量(eGFR)です。

推算糸球体濾過量(eGFR)は、 eGFR(ml/min/1.73m2)=194×血清クレアチニン^-1.094×年齢^-0.287 女性はこれに×0.739 で計算することができます。(^は乗数です。クレアチニン値の-1.094乗、年齢の-0.287乗です。)

推算糸球体濾過量が60以下の人は、腎機能の低下が疑われます。 この数字を利用することで、採血検査で腎機能がわかるようになりました。今度の人間ドックの改定でも正式に採用されています。

推算糸球体濾過量は、採血検査で腎機能がわかる、すぐれものの検査です。

医知場「慢性腎臓病」

<追補> 2008年3月に、eGFRはより精度の高い計算式に変更されました。 この記事は、それにあわせて訂正を加えたものです。

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2 件のコメント

  • コメントありがとうございました。
    早速訂正いたします。
    今後とも、ご教授のほど、よろしくお願いいたします。

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