手がふるえる病気

手や足などが無意識にふるえることを、振戦(しんせん)といいます。

自分で動かそうとしないのに、勝手に体の一部が異常な運動をおこすことを、不随意運動といいます。振戦も、不随意運動のひとつです。

反対に、動かそうと頭で意識して体を動かすことを、随意運動といいます。脳から手や足など筋肉まで、錐体路という神経の道を通って指令が伝わります。

不随意運動は、錐体外路という、錐体路とは別の神経経路の障害によって起こります。

不随意運動で、最も多いのが振戦です。一定のリズムで、手や足などがふるえます。

疲れていたり、興奮したり、寒いときに、体がふるえることがありますが、これは病気ではありません。

振戦のおきる病気で代表的なものが、パーキンソン病です。

パーキンソン病の振戦は、とくに手によく現れ、安静にしているときに、指で薬をまるめるような運動をします。興奮すると、強くなります。

パーキンソン病は、振戦のほかに、筋肉がこわばる、足がすくむ、動作が遅くなるなどの症状があり、病気はゆっくりと進行するのが特徴です。

高齢者で体がふるえる人をみかけますが、多くは老人性振戦といい、パーキンソン病と違い、ほとんど進行しない病気です。

また、何かをしようとするとふるえが強くなり、パーキンソン病にみられる振戦以外の症状はありません。

他に、甲状腺機能こう進症、尿毒症、アルコール依存症、タバコ、薬物中毒や、小脳梗塞、肝硬変などでもみられることがあります。
 

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