ローカル空港では、親は背負ってお乗りください

私は宮崎出身で、足腰の弱った父親を宮崎に残しているので、私が父を福岡に連れてくるときは、よく飛行機を使っている。

というか、宮崎は鉄道の便がきわめて悪く、新幹線どころか、まともな急行さえ走っていないので、鉄道を使って行き来することはまずできない。

あとは、車か飛行機しかない。

ようやく、高速道路が整備されてきたので、高速バスで4時間弱。それでも、高齢者を動かすには長時間である。

そうなると、少々高くても、早くで楽な飛行機を選ぶことになる。

その福岡・宮崎間の飛行機が、10月31日から、全便プロペラ便になった。

小さくてうるさいのは我慢するにしても、飛行機から直接空港のビルにつながらないのはつらい。

大きい飛行機は、ボーディング・ブリッジという橋が飛行機の降り口から空港に直接つながるので、車いすに乗ったまま移動できる。

しかし、この橋がつながらないと、乗客はタラップという外付けの階段を雨風にさらされながら、滑走路に一度おりて、さらにその上を歩いて移動することになる。

今までも、飛行機によってはタラップを使って降りることがあったが、足の弱い父を乗せるときは、ボーディング・ブリッジのあるジェット機を選んできた。

しかし、これからはどれもプロペラ機で、一部はボーディング・ブリッジでつながる便もあるらしいが、事前にはどの便かわからない。

飛行機は、乗客用のエレベーターがあるわけではないので、階段を登るしかない。頼めば、抱えるか、背負って乗せてくれるらしい。

雨にぬれながら、北風の吹く中、高齢者は背負われて、プロペラ機に乗り込むのだ。なんとも、貧粗な話で悲しくなる。

福岡と宮崎は、JALしか飛んでいない。正確には、子会社のJACのプロペラ機だけしか飛ばなくなった。

何だか、故郷が遠くなった気がする。

写真なし

2 件のコメント

  • お久しぶりです。寒いですね。
     ご苦労のご様子、良く解ります。
    航空会社の怠慢から、斜陽に進み、合理化(敢て個人的なと言わせてもらう)の皺寄せが
    利用者の不便を招く典型ですよね。このような事が、更に客離れを招き、業績不振に郢ォがる、いわゆる「負のスパイラル」にならなければ・・・と案じるところです。この会社聞けば、社員のリストラが進んでいるとか、サービスは、安全は、心配の種は尽きません。
     プロペラ機専用運航となれば、当然、ボーディング・ブリッジより乗降に不便なのは当たり前、合理化の向こうにサービス低下が見えないのでしょうかね。
    随分前になりますが、ヨーロッパのとある空港で、駐機場までのリムジンバスの客室部分
    が、そのまま飛行機の乗降口までリフトアップされることに出くわしたことを思い出しました。せめて、車椅子をそのまま乗降可能な簡易エスカレータを、既存の移動ラダーに併設しては、如何なものかと思います。百貨店等で見かけることがあります。当然、介護機器
    メーカにはあると思いますが。
     宮崎空港、県営ですよね。県知事さん、引退の記念に一台ご用意されては。
    合理化の向こう側に不便さが同居すること解って下さい。そこのところを考えた、合理化を
    進めてほしいのです・・・・・よ。経営者、行政の諸氏。
                                          呉の退屈男

  • コメントありがとうございます。
    寒い日が続いていますね。宮崎生まれの私は、寒いのが苦手です。
    まあ、確かに、乗客の少ない路線にジェット機を飛ばすことや、小さな飛行機にボーディング・ブリッジをつけることは、経営的に合理的ではないことはよくわかります。
    ただ、日本は、高齢者や障害者に対しては、まだ、後進国だと思います。歳をとっても、手足が不自由でも、飛行機に乗って遊びに行ける社会であってほしいと思います。
    そんなことを、親の車いすを押しながら、切実に考えています。

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