傷は湿らせて治す

小学生の息子が、雨で足を滑らせて、顔面に大きな擦り傷をつくって帰ってきた。最近は、医療用の被覆材に近いものが市販されているので、それを使ってみた。このテープの使い方は、とにかく、あまり頻繁に変えないこと。テープが傷に密着している間に、傷が治っていく。

これは、傷を湿らせて治す、モイストウンドヒーリング(moist wound healing)という考え方によるもので、実際に医療現場でも使われている。

以前は、傷を乾燥させて治すことが主流だったが、今では、湿らせて治すのが常識になった。

傷の治癒に必要な細胞が増える環境をつくるために、湿った状態を保つことが必要になる。乾いたところでは、再生するための細胞が生きていけないからだ。

息子の傷も、数日後にテープをはがすと、きれいに皮膚が再生していた。

ただし、どんな傷でもこの方法が使えるかというと、そうではない。

細菌の感染がすすんでいると、テープの下でどんどん細菌が増えてしまうので、かえって悪化してしまう。

化膿してジクジクしているような傷は、テープを張ったまま放っておかない方がいい。

また、せっかく皮膚が再生した後にテープを貼り続けると、皮膚が柔らかくなって感染を起こしやすくなってしまう。

大きな傷や、赤々として表面から液体のでている傷、治りの悪い傷は、やはり、外科系の医師に見せた方がいい。

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