増え続ける医療費を、どう負担するのか

インターネットを使った「医療費と負担の考え方」についての調査(1000人が回答)によれば、

1.患者の医療利用に制限を積極的に設けて、医療費をできるだけ現状の水準にとどめるべきである:25.3

2.医療費の増加を抑えるような政策は必要だが、あまり医療利用の制限が進むのは良くないので、医療費負担が増加するのは仕方がない:64.9

3.医療の質や医療利用の制限は現状の水準を維持するのが望ましく、そのために医療費負担がかなり増加してもよい:5.5

4.医療の質や医療利用の利便性を現状以上に向上させるために、積極的に医療費負担を増加させるべきではある:4.3

日本医師会が作ったアンケートなので、医療費を増加する質問の方が多い印象があるが、相応の医療費負担が必要だという気持ちは強いようだ。

また、医療費負担の方法では、「主に増税」が34.3%、「主に患者の自己負担の引き上げ」が33.5%、「主に保険料の引き上げ」が22.0%、「その他」が10.3%。

「主に増税」は年齢が高いほど、「主に患者の自己負担の引き上げ」は年齢が低いほど支持されている。

しかし、日本は20年以上も景気が回復しないままで、財政も破綻寸前。成長戦略を描ける政治家も見当たらない。

消費税を上げるくらいしか、税収を増やす方法は見当たらない。

消費税が15%になっても、国債の返済すらままならないのに、医療費をどうやって税でまかなうのか。

自己負担の引き上げについても、すでに3割の自己負担を、4割、5割と上げていけば、もはや、保険ではなくなってしまう。

高齢者の自己負担も、すでに限界に近づいてきているのではないだろうか。

保険料も実質的に税金であるから、これも消費税が増えれば、負担はかなり厳しくなる。

結局は、医療サービスの量に何らかの制限をしなければ、医療費が増え続けるのは当然だ。

しかし、財政破綻さえ現実味がある国で、かつてと同じ医療サービスの供給を維持できるのか。

金がなければ、何もできないという現実を考える時期ではないだろうか。

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