ピオグリタゾン(商品名 アクトス)のフランスでの措置について

ピオグリタゾンは、商品名 アクトスで、武田薬品工業から発売されている糖尿病の薬です。

ほかにも、他剤との合剤として、商品名 メタクト、ソニアスが発売されています。

平成2369日、フランスの保健製品衛生安全庁は、ピオグリタゾンの新規処方の差し止めを行いました。

これは、フランスの疫学研究で、ピオグリタゾンを投与された患者に、膀胱がんの発症が高くなることが報告されたからです。

なお、他のがんの発症率の増加は報告されていません。

しかし、日本や米国の報告では、明らかながんの発症は認められていません。

フランスの報告についても、欧米での検討が行われている段階で、まだ、結論はでていません。

しかしながら、メディアやネットでの情報により、患者さんからはすでに電話等で不安な声を耳にしています。

アクトスおよび関連薬は、糖尿病の治療薬として、たいへん優れた効果を持っていることは疑いないことです。

今回、フランスの調査で、わずかに膀胱がんの発がんリスクを上げることがわかりましたが、日本のデータでそうした報告は聞いていません。

現時点で、せっかく効いている薬を、フランスの報告だけで、すぐに中止する必要はないと思います。

おそらく、6月の下旬頃には、もう少しくわしい結果がでると思いますので、それまでは様子を見て頂きたいと思っています。

 

写真なし

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です