バレット食道(Barrett’s esophagus)

胃カメラの検査で、バレット食道と言われた方は多いと思うのですが、

わかりにくい医学用語のひとつなので、説明しましょう。

 

食道の表面は、扁平上皮という粘膜、

胃の表面は、円柱上皮という粘膜で覆われています。

食道と胃のつなぎ目は、2種類の異なる粘膜どうしが境界をつくっています。

 

バレット食道は、

胃の粘膜が、食道とのつなぎ目を越えて、食道側に伸び出している状態です。

正確にいうと、

食道側に3cm以上、のびているものを、バレット食道といい、

それより短いものを、SSBE(Short Segment Barrett’s Esophagus)とよんでいます。

 

バレット食道の原因のひとつに、胃酸の食道への逆流(逆流性食道炎)があります。

 

バレット食道は、正常粘膜の食道より、癌(腺癌)ができる確率が高いと報告されています。

欧米では、バレット食道からの腺癌の発生率は、年間0.5%といわれています。

日本では、それより発生率は低いと考えられますが、

1年に1度の、内視鏡検査で経過観察を行うことをすすめています。

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