老いてけぼり

先日、認知症の勉強会に参加した。

私は、都市部の病院に勤務しているので、まだまだ実感に乏しかったが、

街を一歩離れると、確実に高齢化が進行している。

すでに、住民の40%近くが高齢者になっているところも珍しくはないようだ。

こうした地域は、過疎化も同時進行している。

子供たちは、もう、帰っては来ない。

夫婦の片方は亡くなっている。

周りには、空き家が増えた。

誰の目にも留まらない、独居の高齢者。

さらに、認知症のために、生活もままならない。

 

一人暮らしで、

認知症の、

高齢者。

 

認知症の薬もでてはいるのだが、治す薬ではなく、

せいぜい、進行を遅らせることしかできない。

認知症の治療には、時間も手間もかかるのだが、

それに見合った報酬はないのが現状だ。

 

今後、ますます、認知症の高齢者が増え、

社会的に孤立していく。

すぐに手をつけなければ間に合わないが、

金がなければ始まらない話で、

日本全体の問題として取り組む覚悟は、まだ見えない。

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