医・食・住

今年の春、父が宮崎の実家から、福岡の老人ホームに引っ越しした。

実家の整理をすると、僕や弟の小学校時代の通知表などが見つかり、

それなりに感傷に浸りもしたのだが、とにかく、捨てるものが多くて難儀した。

 

昔の服が、どっさりでてくる。

古い背広などは、確かに良い品かも知れないが、

もうサイズも合わないし、重いし、着ていくところもないだろう。

それでも、思い入れがあるようで、父は、あれもこれも新しい施設の持っていくと言う。

 

施設の部屋は、どこも似たり寄ったりの、学生アパート並みの狭さで、収納スペースはあまりない。

終の棲家にしては、あまりに貧祖だとは思う。

しかし、食事がでて、風呂の手伝い、トイレの掃除、洗濯まで、介護スタッフが世話してくれる環境は、本当に有り難い。

病気があれば、医者が出前で診察してくれる。

 

自分が歳をとったときに、こんなに手厚い医療や介護サービスが受けられるか、心許なくなる。

こうしてみると、高齢者に必要なのは、衣食住より、医食住なんだなと実感する。

 

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