インフルエンザ検査は万能ではない

鼻の奥に綿棒を突っ込んで、インフルエンザの検査を受けたことがあるでしょう。

わずか、数分で結果がわかる診断キットは、たいへん便利で、感度も高い検査ですが、

万能な検査というわけではありません。

インフルエンザにかかったばかりの、ウイルスの量が少ない時期に検査をすると、

検査では陰性と判定されることがあります。

検査キットでは、一定量以下のウイルスには、反応しないことがあるからです。

 

「前日に39度の熱がでたので、クリニックに行ったら、インフルエンザの検査は陰性と言われた。」

ところが、翌日に、別のクリニックで再検査をしたら、インフルエンザでした。

そんなことが、よくあります。

最初のクリニックで検査をしたときには、まだ、インフルエンザウイルスの量が少なかったのです。

 

インフルエンザの検査キットは非常に便利なのですが、逆に、この検査で陰性と判定されると、

いくら、状況証拠としてはインフルエンザが怪しくても、インフルエンザの薬は処方しにくくなります。

検査が陰性なのに、なぜ、インフルエンザなのか。

と言われれば、今までの説明を理解してもらわなくてはなりません。

しかし、同居している家族がすでにインフルエンザと診断されて、高熱をだしている患者さんなら、

診察所見でインフルエンザが疑わしければ、薬をだしていいはずです。

夜間、インフルエンザの検査のために、急患センターで長時間待たされるくらいなら、

診察だけでインフルエンザと診断してよいと思います。

 

もちろん、インフルエンザ検査キットが有効な検査であるのは間違いないのですが、

それが万能の検査のように思われると、かえって、

必要な患者さんに薬を処方できなくなってしまうジレンマを抱えてしまいます。

 

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1 個のコメント

  • オレゴン州のインフルエンザ状況ですが、地元の新聞によると、どうやら、多めのようです(私の周りでは幸いかかった人はいないです)。

    新種のウイルスでインフルエンザにかかる人が多いようですが、万能ではなくとも、予防接種を受けることが大切とのことです。

    また地元のある大手病院では、入病制限(restrictions on visitors)をするほどインフルエンザの患者が多いとありました。

    検査陽性の人が1/3で通常一桁のものが、今年は35人以上が入院しているそうです(一月上旬時)。

    他方、もう一方の大手病院では、例年と変わらないとのこと。

    ほぼ同じ北西の地域にありながら、この違いはなんだろうと、自分はこの点を疑問に思いました。

    かたや、東オレゴンの方では、急増しているとのことです(まあ、オレゴン州だけでも、広大です。東の方は西に比べると、人口も少なく田舎であります)。

    全米でみると、5つの州だけが地域的発生で、その他全ての州で全域的発生とありました、やはり、蔓延しているのですね。

    私は毎年会社で予防接種を受けています(出張サービス)、妻と子供は病院で受けています。

    ちなみに予防接種の値段ですが、オリジナルで$25、高調剤?(high dosage)で$50、と某有名ストアーのサイトにありました。

    思ったほど高額でもないですね。保険のある人は、無料なので受ける人が多いでしょうが、無い人は結構受けないんじゃあないかなあと思います。

    でも、そういった人がかかるリスクが高くなるところに、この国の医療制度の問題もあるのでしょう。

    とにかく、今後これ以上ひどくならないようにと願います・・・。

    保険金のことではお話ししたいことがありますので、また書き込みします。

    では、また、がんばってください!

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