先制医療

先週末、日本内科学会と日本医学会の総会が京都で開催されました。

そこでの話題の中心に、「先制医療」が取り上げられていました。

先制医療という言葉は、まだ、なじみが薄いと思います。

 

これまでの医療は、病気が起きてから治療する「治療医学」

「先制医療」は、病気が起きる前に、そうなることを予測して治療を始めることです。

 

今までの「予防医学」とは何が違うかというと、

より個別的に、オーダーメイドで病気を予防していくという発想です。

遺伝子検査、血液中の特別なタンパク質の変化などから、

将来起こりやすい病気を予測して、対策を立てることで予防していくわけです。

 

みんなで塩分制限をしましょう、とか、

運動をしましょう、とか、

それで、健康を保ちましょう。

といった、曖昧な目標ではなくて、

あなたは、将来、こういう病気になる可能性が高いから、

こういう対策を今から立てましょう。

というのが、先制医療です。

 

先制医療では、遺伝子解析の果たす役割が大きくなると思いますが、

究極の個人情報である遺伝子検査を、どう管理するかは難しい問題です。

将来、どんな病気になるかを教えられるのは、怖い気もします。

 

より積極的に病気を予防するために、先制攻撃をしかける。

先制医療が医療の主役になる日は、そう遠くはないと思います。

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