ジェネリックは強制ではありません

今、処方されている薬を、ジェネリック(後発医薬品)に変えると、これくらい安くなりますよ。

という手紙が、毎年、送られてくる方がいらっしゃると思います。

 

先日、私の外来に、この手紙をもってこられた高齢の患者さんがいらっしゃいました。

「なぜ、こんな手紙が送られてくるのか、わからない。何か、私は悪いことをしているのでしょうか。」

と訴えるうちに、患者さんから涙があふれてきました。

 

「そんなことはありません。成分の同じ、安い薬があるから、変えたらどうですか、という手紙で、

別に強制ではないですよ。成分は同じですから、そちらの方が良ければ、変えていいのですよ。」

と返答すると、

患者さんは、

「テレビでは、そんなは話が流れるけれど、私には、わかりません。先生が、こうしろ、と決めてください。」

まったくもって、おっしゃるとおりです。

 

ただ、ジェネリックへの変更は、患者さん自身が薬局と相談して決めて良いことになっています。

医師が、どうしても、ジェネリックに変更したくない薬を変えることはできませんが、

それ以外の薬を、ジェネリックにするか、ブランド(先発医薬品)にするかは、患者さんに選択権があります。

ジェネリックにするかどうかは、強制ではありませんので、先生と相談して決めてください。

ジェネリックのお知らせの手紙は、情報を提供するために送られているので、

皆さんに強制的に何かをさせようとして送られているのではありません。

ですから、そんなお知らせで泣いたりしないでくださいね。

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2 件のコメント

    • ブラウさん、コメントありがとうございます。
      ジェネリック医薬品は、特許切れの薬を安く製造したもので、
      主要な成分は同じものです。
      治療効果は、オリジナルの薬とほぼ同程度であることが証明されています。
      ただし、薬として加工する方法、製剤方法はまったく同じではありませんので、
      完全にコピーされた薬ではありません。
      製剤方法の違いによって、副作用が起きる可能性はあります。

      見た目は同じシャツでも、値段が違えば、着心地は違います。
      そこにお金を払うか、どうかですが、
      効果が同じなら、安い方を使いなさいというのが、
      国の方針として推奨されているのが、現状です。

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