伝える力

医師という仕事は、患者さんにわかるように伝えることが仕事だと思っています。

検査結果、治療方針、治療の経過、これから起きること、期待できること、できないこと、

正確に伝えなければいけないことがたくさんあります。

しかし、十分に話してわかってもらえたと思っても、結局理解されていなかったり、勘違いされたり、

そもそも聞き入れることができない人がいることを何度も経験してきました。

私も、年齢という経験を積んで、自分の感情をコントロールし、

知識を咀嚼して伝える術を学んできたつもりではいます。

それでも、なかなか自分の言いたいことは、その通りには伝わらないものです。

 

たしかに、長年一緒に暮らしている夫婦や家族でも、伝わらない思いはいくらでもあります。

人に伝えることを勉強しているはずなのに、伝えたい人に伝わらないもどかしさを感じています。

このブログでも、自分の伝えたいことが、どこまで思った通りには伝えられているでしょうか。

 

上から目線であるとか、思い上がっていると感じる方もいるでしょう。

伝わる人にしか、伝わらないなら、

伝えられることを、増やしていくしかない。

それが、勉強するということなのだろうと思いながら、この文章を書きました。

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2 件のコメント

  • 御無沙汰しております。伝える力、おっしゃる通り、非常に重要だと思います。私の場合、アメリカ在住故、英語という言語の不利もありまして(生来の理解力不足の上に)、相手の言っていることを十分に理解できないことが多々あります。医知場先生から見ると、私は外国人の患者さん、ということになります。先生のおっしゃる医学用語はまずわかりません。ですからこちらから、分からない、と伝えねばなりません。すると先生も専門用語を使わずに、平易な英語で説明してくださります。患者さんによっては、分からないということを発信しない人もいるでしょうから、先生の方から、事前にそういった点を考慮した上で、説明してもらえるとありがたいですね。今まで何人かそういった先生にお世話になりましたが、やはり気持ちのいいものでした。先生のサービス・マインドは患者さん伝わる証左ですね

    • HIROさん、いつもコメントありがとうございます。
      他人に、しかも、患者さんに、医学的な専門的なことを、わかりやすく伝えるというのは、
      大変難しいことだと実感しています。
      他人にわかりやすく伝えるためには、そのことを、深く理解し、咀嚼しなくてはなりません。
      わかりやすく話ができる先生は、よく勉強している先生ですし、
      だから、頼りがいがあると思います。

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