病院とラーメン屋

経営という観点から見れば、病院もラーメン屋も一緒だと考えている。

もちろん、売れるラーメン屋は、病院なんかよりもはるかに強力なビジネスだが。

 

病院も利益を上げなければ、従業員を養うことはできない

売り上げを立て、利益を得る。

商売という意味では、ラーメン屋と同じ理屈だ。

原価をにらみながら、いかにうまいラーメンを作るか。

病院に置き換えれば、いかに、質の高い医療を提供できるか。

 

しかし、ラーメン屋と違うのは、病院は商品の値段を勝手につけることができないことだ。

どれくらいのコストがかかるか。

それに対して、どれだけの料金をつければ儲かるのか。

ラーメンならば、うまければ少々値付けが高くとも行列ができるだろう。

 

病院の料金は、国が全国一律で決めている。

その料金が2年に1回、変わる。

値付けに大した道理はなく、この料金をこれくらい変えると、

全体でこれくらい医療費が増えるか、減るかというさじ加減で決まっている。

 

そうすると、儲けの大きい商品とそうでない商品ができるので、

全国の病院は一斉に儲かる方に舵を切る。

全国でみそラーメンが一番儲かるとわかれば、

そこら中のラーメン屋がみそラーメンを売り始めるようなものだ。

 

大きな病院は、紹介状がないと受診できないから、

一見さんはお断りの、うまいラーメン屋ということだ。

 

訪問診療は、ラーメン屋でいえば出前みたいなものだから、

客が減ったら出前をやりなさい、ということだ。

 

味には関係なくラーメンの値段が一緒なら、

従業員の給料を下げ、

客にわからぬようにそっと材料の質を落とす店が儲かることになる。

もちろん、舌の肥えた客には見透かされるのがおちである。

ラーメン
写真なし

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