患者さんの家族にも参観日を

あなたは、親のオムツを替えたことがありますか。

認知症などで寝たきりの患者さんは、自力でトイレに行けず、オムツをしている人も多いです。

「便がでているので、オムツを替えてください。」

そう看護師に声をかける家族がほとんどで、

「オムツを替えたいので、手伝ってください。」

という家族は、あまり見かけません。

 

体の向きを変え、

オムツを替え、

寝間着を着替え、

入浴をして、

食事を食べさせ、、、

確かに、看護・介護スタッフの仕事ではありますが、その仕事ぶりには頭が下がります。

私などは、実の親にもできそうにありません。

家族ができないことをしてもらっているのですから、

あたりまえという態度をとられると、若干、不条理に思えるときがあります。

 

結局は、家族自身が実際にやらずに、やってもらってばかりだからではないでしょうか。

ですから、子どもの授業参観のように、入院患者さんの家族にも、「参観日」をつくってみたらどうでしょう。

 

患者さんの参観日には、ご家族にも、患者さんの一日のお世話を体験してもらいます。

スタッフと一緒に、オムツを替えたり、食事や入浴の介助をしたり、歯を磨いたりして過ごす時間が、

ひと月やふた月に一度くらいはあっていい。

患者さんの生活を実際に経験すれば、スタッフとのコミュニケーションも深まるでしょう。

 

病院や施設にそんな参観日をつくってみたらどうだろうと、結構、本気で考えているところです。

 

授業参観
写真なし

2 件のコメント

  • ご無沙汰しております。
    患者家族の参観日、同感です。
    小生の母が、特別養護老人施設で昨年末他界しました。
    2年8カ月お世話になりました。その間、施設のスタッフの奮闘ぶりには、頭の下がる思いでした。
    先生の言われる参観日とは意味合いが少し異なりますが、私たち家族は、一日も欠かさず母のもとに通い続けました。特に、食が細くなった後半は、昼食を摂らせ、歯を磨き、母が理解したか定かではありませんが、お話をして帰宅するのが日課になりました。施設スタッフの皆さまのご苦労を実感できた毎日でした。些細な行動ですが、このことにより、施設スタッフとのコミュニケーションがとれ、母も気持ち良く介護を受けることが出来たようです。参観日の発案、素晴らしいと思います。
    因みに、母の遺体が施設を後にする時、施設スタッフ全員の暖かいお見送りりを受けました。

    • いつも、ご覧いただき、ありがとうございます。
      竹下様のように、熱心にお世話される方もいる反面、
      なかなか、病室でお会いできないご家族もいらっしゃます。
      それぞれの生活があり、事情がありますから、それをあげつらう気持ちはありません。
      私たち医療者とご家族が、同じ視点から患者さんのケアをすることで、
      さらにコミュニケーションが深まるきっかけになるような時間を作りたいと考えています。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です