あなたの退院日は、入院の時に決まっています

現在、多くの病院で採用されているDPC(Diagnosis Procedure Combination:診断群分類)という料金制度は、

1日あたりの料金に、検査、治療、薬などの料金がすべて含まれる包括料金です。

どんな検査や治療をしても、病気が同じなら料金は変わりません。

逆に言うと、同じ病気なら、より安いコストで治す方が病院の収入につながります。

 

DPC病院に入院すると、まず、病名の番号づけを行います。

これをコーディングといいます。

病名をパソコンに打ち込むと病気の番号(コード)がわかり、

入院した一番の原因になった病名で入院料金が決まる仕組みです。

 

料金は、入院してからの日数によって、およそ3段階に分かれ、

入院日数が長くなると、段階的に料金は切り下がっていきます。

 

国は日本中から集めた病院のデータをもとに、病気ごとの平均の入院日数を割り出します。

この日数を超えると入院料金が切り下がるように設定されていますので、

長期に入院させることはできない仕組みです。

 

それぞれの病院の一日あたりの料金は、

病院の専門性、救急医療や小児医療への対応などを指数化して決められています。

 

大きな病院に入院すると急かすように退院させられる印象があると思いますが、

これはDPCによって入院期間が管理されているからです。

そして、全国の病院が競うように入院日数を短くすると、

今度はそれが全国の平均になり、さらに入院期間が短くなる。

頭の良い偉い人が考えた仕組みだなと思います。

 

患者さんが大きな病院に入院できる日数は、入院した日にパソコンが決めています。

患者さんに退院を急かすのも、制度上の問題で、医師個人でどうにかなる問題ではありません。

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