感染症のうつりかた(空気感染、飛沫感染、接触感染)

人から人へうつっていく感染症の原因は細菌やウイルスですが、

細菌やウイルスは種類によって遠くまで届くものと届かないものがあります。

これは、細菌やウイルスがつくる粒子の大きさに違いがあるからです。

 

粒子の小さいものは、空気中を長い間ふわふわと浮かんでいるので、

空気の流れによって遠くまで運ばれ、感染をおこします。

これを空気感染といい、

結核菌、麻しんウイルス(はしか)、水痘ウイルス(みずぼうそう)などが原因になります。

感染者のすぐ近くにいなくても、同じ部屋にいるだけで感染することもあります。

 

大きな粒子をつくるものは、咳やくしゃみ、会話の時にせいぜい1mほどしか飛びません。

これは飛沫(ひまつ)感染といい、インフルエンザウイルスやムンプスウイルス(おたふくかぜ)、

風しんウイルス、レジオネラ菌などが原因になります。

飛沫感染は、マスクをして咳やくしゃみの飛沫を防ぐことが、感染予防でもっとも重要です。

しかし、空気感染は防御するのが難しく、マスクをするだけでは、感染を防ぐことができません。

 

残りの感染症はたいてい指や食品、器具に付着した菌やウイルスがうつっていく接触感染です。

胃腸炎の原因になるノロウイルス、大腸菌、院内感染の原因になるMRSAや緑膿菌などが、

接触感染でうつります。

接触感染を防ぐには、手洗いがもっとも有効です。

 

感染症は、原因になる細菌やウイルスによって感染のしかたが異なり、

それに応じた予防法が必要になります。

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