余命が正確にわかる医者などいない

あと1年の命と医者からいわれた癌の患者さんが、数年生きている。

そういうことは、あるものです。

しかし、あと3週間といわれた癌の患者さんが、何ヶ月も生きることは、まずありません。

 

これは、そもそも、余命の判断の方法が違うからです。

あと1年と言われたときの余命は、その患者さんと同じ癌の同じ病期(ステージ)の平均値に過ぎません。

あくまでも、統計の話なのです。

転移があるといっても、転移臓器の機能が低下するほどのものと、

臓器の機能が保たれているものとでは、重みが違います。

薬の効果にも個人差が大きく、これは癌の個体差でもあります。

 

その方の余命を何ヶ月、何年と正確に予想することなど、不可能なのです。

統計上、それくらいですとしか、言いようがないはずです。

余命の告知とは、あなたと同じくらい進行した病気の患者さんは、

これくらい平均で生きていますという情報提供のことです。

 

癌が末期状態へと進行すると、血液検査の数値や、意識状態、日常生活の衰弱の程度などから、

あと何週間という単位で余命を推測する計算法があります。

それでも、あと3週間以内に80%の確率で亡くなります、という程度の推測で、

亡くなる日まで見当をつけることなどできません。

 

人がいつ亡くなるかということを、正確に推測できる医者などいないのです。

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