BNPに影響する因子

BNP(またはNT-proBNP)は、採血で検査できる心不全のマーカーとして、診断や治療に使われています。

BNPとNT-proBNPは、同じタンパク質が体内で分解されてできたもので、基本的には同じものです。

BNP(またはNT-proBNP)は、心臓の筋肉が引っ張られた状態が続くと増加してきます。

心臓の機能が低下して心不全になると、心臓が十分に収縮できずに心筋に負担がかかった状態になるので、血中のBNPが増加します。

しかし、BNPの数値に影響を与える因子があり、本来の心機能をうまく反映できない場合があります。

下の表にまとめましたが、こうした状態の患者さんでは、

見かけ上、BNPが実力より高くなったり、低くなったりすることがありますので、十分に注意して結果を解釈する必要があります。

 

BNPの数値に影響する因子

高くなる 低くなる
年齢 肥満
急性冠症候群 一過性肺水腫
腎不全 心外膜炎・心タンポナーデ
右心不全 遺伝的多型
心房細動 末期心筋症
肺高血圧
肺塞栓
貧血・高心拍出状態
敗血症
僧帽弁閉鎖不全症

(Role of Biomarkers for the Prevention, Assessment, and Management of Heart Failure. Circulation 2017;135)

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