熱中症は、できるだけ速やかに対応することが重要です。とくに、意識障害があるときは、重症のサインです。
熱中症の応急処置は、FIRE!
F(fluid):水分と塩分の補給
・経口摂取が可能であれば、水やスポーツドリンクとともに塩分をとる。
・水1Lに、砂糖大さじ4杯、食塩小さじ半分を加える。
・スポーツドリンク1Lに、食塩小さじ半分を加える。
I(ice):身体の冷却
・できるかぎり衣類をゆるめるか、脱がせる。
・水をスプレーし、うちわや扇風機で風を送る。
・アイスバッグや冷えたペットボトルを、首筋、腋の下、股などにあてる。
*冷水につける方法もあるが、顔面が水につからないように細心の注意が必要。
R(rest):安静
・日陰、風通しのいいところ、冷房のきいた部屋などへ移動させる。
・誤嚥を防ぎ、体表面の露出が多くなる、側臥位(横向き)にする。
E(emergency):緊急事態の認識
・大きな声で呼びかけ、反応を確かめる。
はじめまして。
わたくしは、企業の医務室に勤務する看護師(有:保健師)です。
業務の一環で定期的に医務室だよりを発行しております。
工場も併設されております。
そろそろ熱中症のシーズンで、今回のテーマは熱中症でいこう。と
考えておりましたところ、「熱中症の応急処置はFIRE」という文言が目に止まりました。
工場の皆さんにもわかりやすく、迅速に判断、処置ができるよう、
この「FIRE」 活用させていただきたく存じますが、よろしいでしょうか。
まるごと転記はしないよう心がけたいと思っております。
よろしくお願い致します。
コメント、ありがとうございます。
引用の件は、まったく問題ありません。
どうぞ、ご活用ください。
熱中症ガイドライン2015が、インターネットで閲覧可能です。
それによると、熱中症の発生ピークは、梅雨明け直後、または、
梅雨明け前の連続した晴天で、梅雨明け前後の暑さに最も注意が必要。
とのことです。
今から、熱中症対策が大事です。
医知場を、今後とも、よろしくお願いします。