首の血管を超音波で検査する頸動脈エコーは、動脈硬化のすすみ具合を実際に目で見て判定することができます。
早期の動脈硬化はまず血管の壁が厚くなります。さらに動脈硬化がすすむと、血管の壁が凹凸になり、一部が突出して血液の通り道が狭くなります。
頸動脈エコーでは、血管の壁の厚さを測ることで、動脈硬化を早い段階で見つけることができます。壁の厚い血管は、年老いた血管ということです。
頸動脈エコーで測定できる血管の壁の厚さは、専門用語でIMTといいます。IMTは年齢とともに少しずつ厚くなりますが、1.1mmをこえると異常と考えられます。
高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満、喫煙など動脈硬化の危険をかかえた方は、ぜひ一度、頸動脈エコーでIMTを測り、血管の老化をチェックして下さい。
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