肥満に糖尿病、高脂血症、高血圧が重なると、それぞれの程度は軽くても一気に動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中などの血管の病気を引き起こします。これがメタボリックシンドロームです。
メタボリックシンドロームが進行していく様はドミノ倒しに例えられ、メタボリックドミノと言われています。
遺伝や体質に加え、生活習慣の乱れが、肥満という最初の駒を倒します。
次第に食後高血糖、高血圧、高脂血症などの生活習慣病が発症し、メタボリックシンドロームが進行して動脈硬化が完成されていきます。
それぞれの疾患は互いに影響し合いながら、一気に心筋梗塞や脳卒中といった最後の駒を倒すのです。
ドミノ倒しを最初の段階で止めるのは簡単ですが、後の段階になるほど治療が困難になります。
40歳以上の男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボリックシンドロームまたはその予備軍といわれています。
ドミノが倒れ始める前に、食事や運動療法を始め、医者の指示があれば薬物治療を考えましょう。
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