認知症は死ぬ病気である

認知症が進行すると、肺炎などの感染症を起こしたり、食事ができなくなり、死亡する危険性が高くなる。

自分では意志決定のできない患者に代わって治療の決断をしなくてはならない家族が、認知症の経過を理解していない場合、患者に負担の多い治療が選ばれることが多い。
(New England Journal of Medicine、2009年10月15日号より)

この論文では、

進行した認知症の患者は、死亡するリスクが非常に高いという認識が家族に低いために、低水準の緩和医療を受けている。

末期の認知症患者の臨床経過を知ることは、患者のケアを改善する重要なステップである。

この原因として、家族に医師から生命予後、起こりうる合併症の説明がないために、進行した認知症が、転移のある癌、末期心不全と同じターミナルであるという認識が低い現状が報告されている。

この報告はアメリカからのものだが、日本の現状もこれに近い。

認知症が進行する病気であり、平均して発病後数年で、末期状態になる。

認知所の進行は、個人差が大きく、若くして発病したケースでは寿命が長く、高齢で発病したケースでは短いことが多い。

認知症の経過について、医者からの説明が不十分で、家族の理解が乏しい場合、患者本人に負担がかかり、不幸な最期を迎えることは、日本もアメリカも変わらない。

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