インフルエンザの薬は使う?使わない?

インフルエンザの全国的な流行が始まった。この20年で最も早い流行開始となった。
医者として悩むのは、インフルエンザの治療薬、タミフルを使うか、使わないか。
タミフルは、昨シーズン、飛び降りなどの異常行動が副作用として大々的に報道された。今のところ、医学的にタミフルと異常行動との因果関係は証明されていないが、インフルエンザと分かっても、「タミフルは要りません。」という患者さんがいる。
医者の間でも、タミフルを使うか、使わないかで意見が分かれている。
インフルエンザは、薬を使わなくても治る病気ではある。しかし、タミフルを使えば、確かに早く熱が下がる。副作用との損得をどう判断するか。患者さんに決めてくださいでは、医者として不誠実に感じる。
本来、厚生労働省がきちんとした指針をだすべきだ。今シーズン、また異常行動の副作用が頻発すれば、薬を使うべき患者にも訴訟リスクが怖くて使えなくなるだろう。
私の処方としては、
高齢者や慢性病をもつハイリスクの患者には、インフルエンザの治療薬を使いたい。
体力のある患者には、基本的には使いたくない。
自分がインフルエンザになったら、、、たぶんタミフルを飲むだろう。
しかし、医者の自分と同じように、患者に薬の効果と副作用のリスクを理解してもらうには、お上のお墨付きが必要だ。
医知場 「インフルエンザ」

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