緩和ケアチーム

がん患者さんの転移による痛みや、心のケアをすることを緩和医療といいます。

とくに、癌が進行して治る見込みがない場合、放射線や抗癌剤で一時的な効果はあっても、いずれ病状が進行すれば、誰でも心の痛みを負うことになります。

こうした患者さんの治療は、単に1人の主治医がすべてをカバーできるものではありません。

抗癌剤の専門科、疼痛管理の専門科、精神科医、看護師、薬剤師などがチームをつくって、患者さんの抱える問題を多面的に解決していく必要があります。

がん拠点病院といわれる、がん治療の専門科が多くいる病院でさえ、ようやくこうした緩和ケアチームができ始めたばかりというのが現状です。

緩和ケアチームをつくるには、それなりスタッフの数が必要ですが、がん拠点病院でさえ専任スタッフがいることはまれです。

スタッフを増やすお金がないのです。

このため、通常の仕事を抱えながら、緩和ケアの仕事を兼務することになり、スタッフの負担も増え、十分なチーム医療が機能しないことにもなります。

より良い治療をしたいと医療現場のスタッフはみんな考えているのですが、医療費を絞られているため、スタッフの人数がまったく足りていないのです。

ほとんどの病院はコスト削減のために、ぎりぎりの人数で働いていますが、みんな疲れています。

患者さんから、看護師の愛想が悪いと言われることもありますが、疲れていて笑顔をつくれないときもあります。

もちろん、機械的な作業をしている人もいますけど。

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