日本脳炎ワクチンはうつべきか

日本脳炎ワクチンは打った方がいいでしょうか?
というご質問を頂きました。
私は小児科医ではないのですが、調べてみました。
日本脳炎は、日本脳炎ウイルスが感染して脳や脊髄などの神経を冒す病気です。ヒトからヒトへ感染することはなく、ウイルスのいるブタを刺した蚊がヒトを刺すことによって感染します。日本では、水田で発生するコガタアカイエカが犯人です。
ウイルスを持つ蚊に刺されても、ほとんどは症状がでませんが、脳炎を発病すると20-40%が死亡し、生存者の45-70%には後遺症が残ります。
現在、日本脳炎の報告は年間10人以下ですが、これは日本脳炎ワクチンの普及とともに、ブタを刺した蚊に刺されるような環境が減っていることが原因と考えられます。
平成17年5月以降、国としては日本脳炎ワクチンの接種をすすめていません。これは、ワクチンを接種した後に重症の副反応であるADEM(急性散在性脳脊髄炎)がおこったためです。
日本小児科学会は、
ヒトからヒトへの感染が次々と広がる可能性はないこと、
都会生活者が多いという現在の生活形態から多くの子供がたちにとって感染のリスクは高くないこと、
急性脳炎の発症率は低いこと、
などから日本脳炎ワクチンを積極的にはすすめていません。
ブタと接触するような郊外生活、アジア地域への長期滞在などのリスクがなければ、日本脳炎ワクチンを接種する必要はないと考えます。
この回答が誤っている場合は、小児科の先生方のコメントをぜひ頂きたいと思います。

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1 個のコメント

  • いつも、勉強させていただいております。
    最近は、いろいろなワクチンの予防接種が接種後の副作用(副作用?)で希望者が自費で打つようになりましたが、そういう背景があるのですか。
    救急車でいく病院では、インフルエンザの予防接種を推奨しているので、私と家族は、やりましたが今年もかかってしまった。
    インフルエンザワクチンは効かないと言う、意見もあるそうですが、どーなんでしょう。

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