ジェネリック(後発品)に変えていいですか、先生

特許切れの医薬品を安く作り直した薬を後発品(ジェネリック)という。一方、もともとのオリジナルの薬を先発品という。

今年4月の診療報酬の改定で、後発品の処方が増えるように、料金の変更があった。

処方せんに医師が特別に記載をしない限り、薬局が患者さんと相談して、医師の許可を得ず、薬を後発品に変更することができる。後発品の中身が同じなら、カプセルを錠剤に変えたり、20mgの錠剤を10mg2錠で代用できたりするので、薬局の在庫管理が楽になる。

他にも、後発品をたくさん使う薬局は、少し処方料が割り増しされるので、薬局も一所懸命に後発品に変えたがる。

先発品の薬を、同じ中身の後発品に変えれば、値段が安くなるので、患者さんにもお得、ということになる。

最近、ジェネリック(後発品)に薬局が変えるように言われているが、どうすればいいか、という質問を患者さんから受けることが多くなった。

医師がジェネリックに変えないように指示を出すには、処方せんに「後発品への変更不可」と書けばいいのだが、何を根拠に後発品への変更を許可しないのか、ということになる。

中身は同じといっても、薬は成分だけでなく、薬を形にするための技術に違いがあるので、後発品があわない、副作用がでる、という場合も考えられる。

その場合は、処方した医師と相談し、後発品の変更不可にしてもらえばいい。

医学的に後発品への変更ができない場合を除くと、後発品に変えるかどうかは、医師の手を離れて、患者さんと薬局の相談になる。

安い後発品に変えて、医療費を削減するという、大義名分はあるが、安い薬よりブランドものの先発品の方が安心できるという人は、胸を張って、「ジェネリックはいりません」と言ってください。

医師は、患者さんの要望がないと、先発品で押し通す権利を与えられていないのです。

 

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