自分をシステム化する

患者さんは、診察室の扉を開けて、医者と話をして、診察を受け、診察室を出ていく。

これを医者の目から見ると、扉を開けて、患者さんが入ってきては診察をし、出ていくなり、また、次の患者さんがやってきては、診察をする。1回の外来で、この作業を数時間、延々と繰り返している。

診察は、世間話から始めて、(これは患者さんの活動度や、認知力などを診るために大事なこと)、聴診などの診察、検査のチェック、薬の検討など、頭を使うことがたくさんあって、真剣にやれば、かなりの思考力や判断力を使う作業である。

しかも、次の患者の予約が入っているので、時間は限られている。

病気の説明をしたり、生活指導をしたり、ときには怒ったり、ほめたりしながら、患者さんのモチベーションを維持しなくていけない。

数分間のなかで、患者さんを引きつけるには、下手な漫才師より、よっぽど話術が要求されるのではないかと思っている。

しかし、とっさの会話の中では、曖昧な知識を話してしまうこともある。結局、同じような話ばかりしているので、効率も悪い。せっかくの知識を垂れ流しにしているようにも思える。

そこで、診察室で話していることを、もっと正確に伝えたい、自分の知識をシステム化したい。

という思いで、医知場というホームページを作り始めた。

医者というのは、診察を通して、知識を対面販売しているわけだが、狭い診察室の世界だけで伝えられることに限界を感じている。

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2 件のコメント

  • なるほどですね~
    どこの業界にもルーティンワークが存在し、それに対して葛藤を覚えることってあるんですね
    医知場がもっとたくさんの方に広まればいいですね

  • コメントありがとうございます。仕事は、何事もルーチンワークとして処理できないとプロとは言えないのでしょう。しかし、そこにこだわりを持って、good qualityを追求しないと、仕事としてはまったくつまらない。ただの肉体労働として燃え尽きている医療従事者がたくさんいるように思えます。窮屈ですけど、向上心こそが僕のidentityで、このHPも私の自己表現の手段です。おかげさまで、少しずつ、アクセス数も増えています。みなさんのご意見やご感想をお待ちしています。

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