コレステロールの薬は、男と女で同じように効果があるか

TIMEオンライン版、2010年3月29日号に、コレステロールを下げるスタチンという薬が、男性と女性で効果に違いがある可能性があるという記事があった。

スタチンは、肝臓でコレステロールができるのを抑える薬で、世界中でもっとも売れている薬のひとつである。とくに、悪玉コレステロールであるLDLコレステロールを下げることで、動脈硬化の進行を抑えて、脳梗塞や心筋梗塞を予防して、寿命を伸ばすことが、たくさんの臨床試験から報告されている。

しかし、TIME紙の指摘によれば、男性と全く同等の効果が女性にもあるのか、検討の余地があるとのことだ。

男と女では、動脈硬化におけるLDLコレステロールの重要性が少し違うかもしれない。この問題についての、科学的な結論はでていない。最新のガイドラインでも、男女の投与法に差をつけてはいない。

しかし、コレステロールだけに限らず、性別、年齢、人種など、薬に影響がでるかもしれない因子は、いくらもある。臨床試験のうわべだけの結果ではなく、しっかりとデータを読み込むことが必要だというTIME紙の意見は確かにごもっともである。

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